同時押し・ロールオーバーとは? わかりやすく解説

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同時押し・ロールオーバー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/11 08:38 UTC 版)

キーボード (コンピュータ)」の記事における「同時押し・ロールオーバー」の解説

電気式キーボードは、機械式キーボードとは違い同時に複数キーを押すことが物理的に可能であるが、内部電気回路的な制約により、押下したキー全て入力できないことがある。この際、何文字まで同時にキー入力受け付けるかを表すのがロールオーバーである。たとえば3キーロールオーバーとは3キーまで同時に押して入力可能ということ指しNキーロールオーバーとはどのキー同時に押して全て入力されることを指す。現在のキーボードコントローラーによっていくつかの種類があり、安価なキーボード場合には2 - 3キーロールオーバー、高価なキーボード場合には疑似Nキーロールオーバーや完全Nキーロールオーバーとなっている。富士通製のキーボードでは疑似Nキーロールオーバーを「Fキーロールオーバー」と称している。 USBキーボードUSB HID規格定義されているboot protocolがほとんどの場合使われるが、その場合そのフォーマット構造からくる制約により、完全Nキーロールオーバー機種でも、同時押し認識されるのは最大6キーまでとなる(キー自体入力されるが、6キーより先は最初に押したキーから順に指を離した扱いとなる)。このためPS/2接続を好むユーザーもいるが、近年マザーボードレガシーデバイス削除される傾向にあり、キーボードのためにマザーボードを選ぶ状況となっている。 この機能は主に複数同時押しを行うゲーマー向けキーボード宣伝される事が多い。たとえばダイヤテックから発売されているマジェスタッチ、マジェスタッチリニアには、特別バージョンとしてNキーロールオーバーモデルが通常モデルとは別に存在する。大抵この機能搭載したキーボード1万円上するのだが、シグマA・P・ONキーロールオーバーではないものの、限定エリア内での複数キー同時押し保証したキーボード発売しFPSゲーマー向けのエントリーモデルとなっている。 しかし、2010年マイクロソフトが「2つのキーボードデバイスとして認識させる」事で「USB接続での最大26キー同時押し」を実現した上、「実売価格5000円台前後(2010年5月1日現在)」と言う低価格実現したSideWinder X4 Keyboard」が発表されたことで、前述状況一変する事となった。

※この「同時押し・ロールオーバー」の解説は、「キーボード (コンピュータ)」の解説の一部です。
「同時押し・ロールオーバー」を含む「キーボード (コンピュータ)」の記事については、「キーボード (コンピュータ)」の概要を参照ください。

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