同時接種
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 18:12 UTC 版)
2種類以上の予防接種を1度の通院で同時に、同一の接種対象者に対して行う「同時接種」は、日本ではかつて「良くないもの」と認識されていて、厚生労働省は2019年時点でも「医師が特に必要と認めた場合に行うことができること」としているが、2011年、日本小児科学会は「ワクチンの同時接種は、日本の子どもたちをワクチンで予防できる病気から守るために、必要な医療行為であると考える」と提言を出していて、近年では、同時接種を行う医師も増えてきた。 組み合わせや本数に制限は無く、 定期接種のワクチンと任意接種のワクチン 不活化ワクチンと生ワクチン 生ワクチンと生ワクチン 注射と飲むタイプのワクチン の全ての組み合わせで、安全に同時接種ができる。一部の自治体や医師は、接種方法の異なるBCGに限って、他のワクチンとの同時接種は行わず単独接種で実施している。 混合ワクチンは、数種類のワクチンがはじめから1本の注射液に含まれているものなので、広義の同時接種ともいえる。
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