各舞台地への影響
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 07:18 UTC 版)
本作の舞台となった宮城県登米市、気仙沼市では以下のような影響が報じられた。 登米市、気仙沼市では2021年度のふるさと納税の寄付額が前年度より大幅に増加した。登米市では2021年10月末時点で、前年度同期の3倍以上の寄付額となった。 気仙沼市では、ふるさと納税の寄付額が2021年度は初めて10億円を超えた。ドラマの放送が始まった5月末ごろから寄付が伸び、放送が終了する10月には前年同月比5.1倍となった。市の集計では2021年度の寄付額は約14億3000万円で前年度の約3.1倍となり、PRや返礼品の拡充の他、ドラマの放送が気仙沼を知ってもらう絶好の機会になったとまとめられている。 放送期間中の2021年5月 - 10月に登米市を訪れた観光客は、ドラマのロケ地で軒並み増加した。長沼フートピア公園が前年同期比1.4倍、とよま観光物産センター「遠山之里」が同1.3倍、石ノ森章太郎ふるさと記念館が同1.7倍であった。 ドラマで紹介された「組手什」は、登米町森林組合での個人向けの年間販売数が約200本だったところ、放送開始から約2か月で1,000本以上が売れた。 劇中で、菅波が百音に渡した合鍵についていた木製のサメのキーホルダーは、視聴者の問い合わせをきっかけに登米市の津山木工芸品事業協同組合が再現したものを製作し、注文が殺到した。 気仙沼市では、毎年募集している観光キャラクター「ホヤぼーや」への年賀状が、2022年は初めて2000通を超えて2005通となった。ドラマの登場人物のイラストや、ドラマでファンになったといったコメントが目立ったという。 ロケーションジャパンが主催する「第12回ロケーションジャパン大賞」で両市が準グランプリとなった。両市で連携したツアーやモバイルスタンプラリーなどの実施、特産品を使ったPR、ふるさと納税寄付額の増加といった点に言及されている。 気仙沼市おかえりモネプロジェクト推進室の推計によれば、気仙沼での出演者・スタッフの滞在に伴う宿泊費・飲食費などの直接的な経済効果はおよそ5400万円であった。
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