史上最速・無敗でのS級特進
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「深谷知広」の記事における「史上最速・無敗でのS級特進」の解説
2008年5月、競輪学校に第96期生として入学。2009年7月22日、ホームバンクである豊橋競輪場でデビュー戦を迎え、2着選手に大差をつける圧勝劇を演じた。また、23日の準決勝、24日の決勝も勝ち、この開催の完全優勝を達成。その後、名古屋、岸和田でも完全優勝を果たし、上原龍(95期)に続いて、2008年にA級チャレンジ制度が設けられてから史上2人目となる、無敗のA級2班(A2)特別進級(以下、特進と表記)を果たした。 さらにA級に昇進してからも、名古屋、福井で完全優勝を果たし、続く大津びわこ競輪場での開催で、菊地圭尚(89期)が持つ、デビューからのS級特進最短記録89日の更新に期待がかかった。前2日間とも1着で勝ち上がった深谷は、同年9月15日に行われたA級決勝戦において、2着に大差をつける圧勝劇を演じて、新制度導入以降前人未到のデビューから無敗で6場所連続完全優勝(無敗記録18)を達成。デビューからわずか56日でS級特進を決めた。また、1990年生まれ平成生まれの競輪選手としては、初のS級昇格となった。 その後、11月11日開幕の大垣FI戦でS級デビューを迎え、初日、2日目と連勝。しかし同月13日に行われた決勝戦でゴール寸前、榊枝輝文に交わされ、連勝記録は20でストップした。また、2009年10月に境川自転車競技場で行われた、全日本自転車競技選手権大会・個人スプリントを優勝。 2010年、4月にルーキーチャンピオンレース(武雄競輪場)優勝。高松宮記念杯でGIデビューを果たし、競輪祭(小倉競輪場)でGI初優出(7着)。12月28日に行われたヤンググランプリ(立川競輪場・GII)では、バック付近8番手の位置から、2センター付近で捲り追い込みを試み、ゴール直前で前団勢をまとめて交わし優勝。デビューから1年159日であり、史上最速での達成(当時)であった。
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