史上最悪の火山災害
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 04:47 UTC 版)
「オマイラ・サンチェス」の記事における「史上最悪の火山災害」の解説
1985年11月13日、コロンビアのネバドデルルイス火山が噴火した。同日午後9時9分(現地時間)、火口から爆発した火砕流が山頂の雪や氷を融かし、大量のラハール(火山泥流)が発生した。泥流は山の下の川の谷に流れ込んだ。泥流は毎秒6メートルの速度(時速約22キロメートル)で流下し、山麓の町アルメロを直撃した。アルメロに到達した時、泥流は高さ40メートルもの泥の壁になって町の大半を呑み込み、最大で20,000人が死亡した。別の泥流が近隣の町チンチナを襲い、1800人が死亡した。アルメロに加えて13の村が破壊され、23,000人の命を奪った。これは1902年のカリブ海のプレー火山噴火による災害(死者30,000人)に次いで世界で2番目に大きな被害を出した火山災害であり、1500年以降に記録された中で4番目に規模の大きな噴火であった。
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