台湾空襲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/29 22:57 UTC 版)
「フィリピンの戦い (1944-1945年)」の記事における「台湾空襲」の解説
詳細は「台湾沖航空戦」を参照 レイテ島上陸直前の1944年10月12日から3日間、アメリカ軍は台湾にある日本の航空基地を空爆した。これにより台湾沖航空戦が起きたが、日本側は約700機とパイロット多数を失ったのに対し、アメリカ軍機動部隊の損害は僅かであった。にもかかわらず大本営海軍部は、「空母撃沈11隻、撃破8隻、・・・アメリカ機動部隊を壊滅」と大戦果を天皇に奏上した。海軍部は、10月16日には戦果の再判定を行い、大戦果が誤認であることを確認していたが、陸軍には伝達されなかった。誇大戦果を信じた陸軍はアメリカ軍の戦力を過小評価することになり、この誤った状況判断がアメリカ軍がレイテ島に上陸した後の作戦計画に大きな影響を与えることになった。
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