台南州庁
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大正9年(1920年)9月、総督府の行政区画再編(廃庁置州)により元の台南庁北半分は嘉義庁との合併で台南州(現在の雲林県、嘉義県、嘉義市、台南市に跨る)となり、州には州轄市としての台南市と10郡が置かれた。初代台南州知事は台南庁長だった枝徳二(中国語版)が就任。 台南庁の庁舎も台南州庁となった。州庁の当時の住所は幸町(中国語版)で、正門は大正公園(現湯徳章紀念公園の円環(ロータリー)に面している。また「台南市役所」も入る合同庁舎で、円環から南方向に延びる幸町通(現在の南門路(中国語版))に面したところに市役所用の出入口があった。市役所は昭和5年(1930年)に大宮町(中国語版)2丁目(現在の永福国小付近)にあった旧台南庁庁舎を修復して移転した。2階には1935年に旧州庁から増築移転した州議会議事場の旧台南州会と連絡通路を介して行き来できるようになった 第二次世界大戦時中は昭和20年(1945年)3月1日の台南大空襲に見舞われた。米軍の焼夷弾が直撃し、庁舎はマンサード屋根や衛塔、その他木造部分が全壊するなど著しく損傷した。外壁も4年ほど荒廃したままだった。
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