台十能とは? わかりやすく解説

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だい‐じゅうのう〔‐ジフノウ〕【台十能】

読み方:だいじゅうのう

置くのに便利なように下部に台をとりつけた十能台十


十能

(台十能 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/13 06:16 UTC 版)

什能

十能什能、じゅうのう)は、小型のシャベルあるいは柄杓(ひしゃく)のような形をした、を運ぶための日本の家庭道具あるいは農具である。

製であることが多く、柄の部分まで鉄製のものを「共柄ともえ[要出典])」、柄が木製であれば「木柄もくえ[要出典])」と呼ばれる。先端部は鋳鉄製あるいは、メッキ薄板金製で角シャベルの形状をしている。主な用途は、炭火を利用する囲炉裏あるいは石炭ストーブや暖炉などへの燃料(炭など)の投入や移動。また、溝の掃除、焼却炉の灰かきにも用いられる[1][2]。共柄十能は近年の日本では100円ショップで販売されるほどの価格である。

左手に炭十能を持つ女性。木製の台座が付いている

炭十能と呼ばれるものは、火のついた炭を運ぶために柄杓の形をしたものであり、の形状にも近い。鋳鉄製、銅製、アルミニウム製などがある。形は似るが火起こしと違って底部に炎を通す隙間がないので、木炭を炭十能に入れ直火に掛けることでの着火は難しい。また、茶道などで用いるものなど家屋内で使用するものは、熾った炭を入れたままに置けるよう木製の台座が付いており、この台座付きの炭十能は直火に掛けることができず炭への着火に全く適さない。

「10の能力(使い道)がある」から、十能と称されるようになったという説もある。

脚注

  1. ^ 日本国語大辞典,デジタル大辞泉, 日本大百科全書(ニッポニカ),ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典,精選版. “十能とは”. コトバンク. 2022年1月20日閲覧。
  2. ^ 十能”. モノタロウ. 2024年7月閲覧。

台十能(だいじゅうのう)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 02:48 UTC 版)

囲炉裏」の記事における「台十能(だいじゅうのう)」の解説

炭火安全に運ぶため、深型の十能に足をつけ、畳の上などに置けるようにしたもの台付き十能ともいう。

※この「台十能(だいじゅうのう)」の解説は、「囲炉裏」の解説の一部です。
「台十能(だいじゅうのう)」を含む「囲炉裏」の記事については、「囲炉裏」の概要を参照ください。

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