句楽兼人(くらく・けんと)/ ウルトラ・スーパー・デラックスマン
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元は平凡なサラリーマン。正義感が強く世の中の不正に憤りを覚えていたが、非力ゆえに悪を見て見ぬふりをする度胸のない自分に胸ふさがる日々を送っていた。ある日突然全身の細胞が「ウルトラ・スーパーデラックス細胞」に変異したことで超人的な能力を身につけ、正義のために「ウルトラ・スーパーデラックスマン」として活躍をはじめるが、力のセーブがきかず、悪事を許せぬあまりに虫の居所によっては軽犯罪者に対しても過剰な殺戮を強行し、次第に世間の非難を浴びるようになる。しかし句楽は「自分の力は正義のために授かった物だから自分に逆らう者は全て悪だ」と極めて独善的な考えを持つようになり、自分を糾弾・攻撃する警察や自衛隊やマスコミにも次々と攻撃を加えるなど、本来持っていた純粋な正義感は屈折し、その超人的なパワーを背景に周囲に対して理不尽な要求を繰り返し欲望のままに生きる暴君へと変貌していく。核爆弾ですら通用せず、周囲の住人はとっくに逃げ出し、激しい争いの後の廃墟に囲まれてただ一人暮らしている。友人である片山に対しては、「超能力者」になった故に孤独な環境となった寂しさや、「不死身」の苦悩を上手く言葉に言い表せないながらも伝えようともしていた。ある時些細なことから句楽をしつこく狙った女を庇い、自分を糾弾した片山さえも粛清しようとするが、突如吐血し倒れる。診断の結果、自身の超人的な力の源のウルトラ・スーパーデラックス細胞ががん細胞に変異した「ウルトラ・スーパーデラックスがん細胞」に体が蝕まれており、現代の最善のがん治療を受けたものの、医師の努力もむなしく手の施しようが無かった。名前は「スーパーマン」の主人公、クラーク・ケントをもじったもの。マントのデザインは原作では唐草模様の風呂敷だがアニメではワンポイントの赤マントに変わっている。
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