叙事詩プラーナ神話とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 叙事詩プラーナ神話の意味・解説 

叙事詩・プラーナ神話

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/24 07:40 UTC 版)

インド神話」の記事における「叙事詩・プラーナ神話」の解説

ヒンドゥー教神話のうち代表的な文献は、二大叙事詩『マハーバーラタ』『ラーマーヤナ』である。『マハーバーラタ』は、18編約10万詩節よりなる大作である。バラタ族内紛大戦争主筋とし、その間おびただしい神話・伝説挿話として説かれている。一方『ラーマーヤナ』は7編2万4000詩節よりなり、ラーマ王子の冒険主筋とする。『マハーバーラタ』よりは一貫した文学作品ではあるが、やはり主筋の間に多く重要な神話・伝説含んでいる。 この二大叙事詩は、いずれも400年頃に現在の形にまとめられたと推定されているが、その原形成立したのはそれよりもはるか以前さかのぼることは確実である。さらに後代になると、幾多プラーナ古伝文献作られた。これは百科全書的文献であり、そのなかに多数神話・伝説含んでいる。二大叙事詩とプラーナ聖典神話今日に至るまで広く民衆愛され文学・芸術作品題材とされてきた。 この時代神話で最も重視されている神々は、創造神ブラフマー維持ヴィシュヌ破壊神シヴァで、三神一体最高神とされるブラフマーは、ブラーフマナ・ウパニシャッドでは宇宙の最高原であったが、その抽象的な性格のせいか、庶民の間では広く信仰の対象とはならなかった。ヴィシュヌ『リグ・ヴェーダ』にも登場し元来太陽の光作用神格化したものと考えられる。しかしこの時代神話では世界維持司る神であり、また10の姿(ダシャーヴァターラ)に変身して世界を救う英雄神でもある。シヴァ『リグ・ヴェーダ』暴風ルドラ前身とする破壊神である。性器崇拝黒魔術など非正統派民間信仰習合しヨーガ達人舞踏神、魔物の王などの複雑な性格を持つに至った

※この「叙事詩・プラーナ神話」の解説は、「インド神話」の解説の一部です。
「叙事詩・プラーナ神話」を含む「インド神話」の記事については、「インド神話」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「叙事詩プラーナ神話」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「叙事詩プラーナ神話」の関連用語

叙事詩プラーナ神話のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



叙事詩プラーナ神話のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのインド神話 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS