双頭合成獣 ネオパンドン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/17 09:29 UTC 版)
「パンドン」の記事における「双頭合成獣 ネオパンドン」の解説
ビデオ作品『ウルトラセブン誕生35周年“EVOLUTION”5部作』EPISODE4「イノセント」、EPISODE3「ネバーランド」に登場。 かつて、ゴース星人に操られてウルトラセブンと戦った初代パンドンの遺伝子を引き継いだ怪獣。初代とは異なり頭と首が根元から2本に分離しており、瞳には黒目がある。武器は口から吐く高熱火炎。アイスラッガーを手で受け止めるなど、初代同様の挙動も見せる。 地球防衛軍の特殊部隊に所属していたスワ将校が、植物生命体統治後の地球での支配権獲得を目論むガルト星人に利用されて操っている。コントロールメカはかつてゴース星人が使用した物とされており、使用者の怒りや憎しみといった負の感情で駆動するようになっている。 初代同様にセブンを苦戦させるが、黄金の種子(地球人類の次に地球を支配するとされている植物生命体の種子)を蒔き散らして姿を消した後、再び出現してセブンと戦う。一度は植物生命体ミツコがコントロールメカを手に取ったことで鎮静化するが、それを奪ったシマ隊員の植物生命体への敵意が読み取られたため、再び暴れ出す。シマ隊員がセブンを応援しても、ネオパンドンへの敵意が読み取られたためにさらに凶暴化し、図らずもセブンを苦戦させることになる。最後はミツコに発砲して放心状態となったシマ隊員がコントロールメカを落としたことにより、コントロールから解放されて再びおとなしくなったところを、エメリウム光線とウルトラクロスアタッカーの連続攻撃で倒される。 スーツアクター:横尾和則 劇中では単に「パンドン」と呼ばれている。 デザインはパンドンの初期デザインを踏襲したもの。 『平成ウルトラセブン』でのセブンは、スワの台詞によれば「パンドンに(過去の苦戦に対して)トラウマを持っている」という設定であり、普段と比べると戦い方が慎重である。 武上純希によるノベライズ版『ウルトラセブン EVOLUTION』では原作とは異なり、黄金の種子を蒔き散らして地中に姿を消した後、再び姿を現すことはない。作中でカザモリは、「目的は黄金の種子を蒔くことだけであり、自らの使命を全うして二度と目覚めぬ永遠の休息に入ったのではないか」と推測している[要ページ番号]。
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