南京町と華僑とは? わかりやすく解説

南京町と華僑

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/18 06:11 UTC 版)

南京町 (神戸市)」の記事における「南京町と華僑」の解説

在在住の華僑人々横浜華僑6000に対して神戸華僑はその倍近い1万人を超えているといわれる。しかし、横浜中華街比べる神戸南京町規模が随分と小ぶりである。実際に生活の場でもある横浜中華街違い神戸南京町には居住者少なく、ほぼ純然たる商業地となっているためである。 神戸関帝廟神戸中華同文学校などの華僑関連施設山手点在している。実際神戸華僑居住地は、鯉川筋トアロード北野町などであり、神戸有名な中華料理店大半南京町ではなく三宮など市内中心部拠点置いている。 これは、神戸では南京町居留地ではなく雑居地開かれた結果ではあるが、また同時に神戸華僑人々他の地域比べて日本人社会良好な関係を築いてきた証拠ともいえる。 神戸では、古く呉錦堂代表されるように事業成功した者が多く華僑といえば商売上手で裕福な人が多い」と認識されてきた為、民族的対立比較少なく前述通り日本人社会との良好な関係を築いてきたといえるそれゆえ戦前一時期南京さん等の言葉侮蔑的に用いられた事はあったものの、南京町という名称は既に世間広く認知されているとして戦後も名称を変更する動きもなかった(横浜長崎では、中華街改称している)。 近年春節祭旧正月)などの主要な行事に、多く日本人参加している。当日には多く市民観光客集まり南京町のみならず神戸重要な行事にもなっており、関西地方地域ニュースでも毎年おなじみ光景である。また、最近では、経済発展著し中華人民共和国への関心の高まりで、華僑子弟多く通う神戸中同文学校入学希望する日本人子弟急増している。

※この「南京町と華僑」の解説は、「南京町 (神戸市)」の解説の一部です。
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