みなみのさんかく座
名称:みなみのさんかく座(南三角座)
学名:Triangulum Australe
小分類:南半球
構成する主な星雲、星団、恒星:―
神話の主な登場人物:―
日本で観測できる時期:日本からは見えない
見ごろの季節:秋(20時正中は7月中旬)
天の南極付近にある星座で、1個の2等星と2個の3等星が2等辺3角形を作っています。目立つ星座ですが、残念ながら日本では見えません。この星座が一般に知られるようになったのは、天文学者バイエルが17世紀のはじめに発表した星図に載せてからですが、南洋航海をする船乗りたちの間ではもっと昔から知られていたといわれています。
1.見つけ方のポイント
さそり座からずっと南へ目を移していくと、鼓のような形をしたさいだん座が見え、さらにその南、天の南極近くに、きれいな2等辺3角形が見つかります。目立つ星座ですので、南の土地へ行けば簡単に見つかるでしょう。
2.神話の内容について
南洋航海をする船乗りたちには古くから知られていた星座です。名前の由来はその名前の通り「南にある三角」で、神話とは関係ありません。16世紀にオランダの船乗りのテオドルスが紹介したといわれますが、1603年にドイツの天文学者バイエルが発表した星図「ウラノメトリア」に掲載され、一般にも知られるようになりました。
3.同じ時期に見える星座について
夏から秋(南半球では冬から春)にかけて見える星座です。日本でおなじみの星座としては、北にさそり座やさいだん座、西におおかみ座やケンタウルス座を見ることができます。また、東にはくじゃく座やインディアン座、南にはふうちょう座やカメレオン座が見えます。
4.主要都市での観測について
日本では見ることができません。南の土地へ行く必要があります。
※参考文献:「星座クラブ」沼澤茂美著(誠文堂新光社)、「星のポケットブック」(誠文堂新光社)、「星座天体観測図鑑」藤井旭著(成美堂出版)、「星座・夜空の四季」小学館の学習百科図鑑、「星座博物館・春」、「同・夏」、「同・秋」、「同・冬」、「同・星座旅行」瀬川昌男著(ぎょうせい)、「星空ガイド」沼澤茂美、脇屋奈々代著(ナツメ社)
固有名詞の分類
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