千代田区への移管
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/11 16:13 UTC 版)
「日比谷図書文化館」の記事における「千代田区への移管」の解説
2005年10月、東京都教育委員会は、都立図書館は「専門職員によるレファレンスサービスや区市町村立図書館に対する協力貸出などを行い、個人貸出は行わないことを基本とする」との考え方から、個人貸出が中心の都立日比谷図書館を地元区に移管することとし、千代田区と協議を進める方針を公表した。 2008年度(平成20年度)を目処に千代田区に移管される予定となっていたが、千代田区立九段中等教育学校の土地・建物の移管をめぐって東京都と千代田区の折り合いがつかず、日比谷図書館に関する協議も停滞した。[要出典] 2008年(平成20年)10月14日、東京都教育委員会と千代田区教育委員会が都立日比谷図書館の千代田区移管に関し基本的な方向性について合意したと、東京都教育庁が発表した。この合意には、移管時期を2009年(平成21年)7月1日とすること等が含まれていた。また、今後のスケジュールについて、都立日比谷図書館は2009年(平成21年)3月末まで開館し4月から休館すること、千代田区は改修工事を行い2010年度(平成22年度)中に開館する予定であることも明らかにされた。しかし、アスベスト除去工事等のために予定が遅れて、開館は2011年(平成23年)11月4日となった。 新名称は「日比谷図書文化館」で、その管理運営については、小学館集英社プロダクションを代表者とする日比谷ルネッサンスグループが千代田区の指定管理者(平成23年9月1日から平成29年3月31日まで)となっていた。。図書館運営については、グループのうちの図書館流通センター (TRC) が担当する。その後、平成29年4月1日から令和4年3月31日までについて千代田ルネッサンスグループ(構成は、日比谷ルネッサンスグループにサントリーパブリシティサービス株式会社が加わる)が指定されている。従来の図書館機能に博物館・学習・交流の機能を統合した取り組みが評価され、Library of the Year 2013 の優秀賞を受賞している。
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