十六むさしとは? わかりやすく解説

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じゅうろく‐むさし〔ジフロク‐〕【十六六指/十六武蔵】

読み方:じゅうろくむさし

紙製の盤の中央に親石1個を置き、その周囲16の子石を並べ勝負を争う遊戯。親石は2個の子石の間入れば、その両方を取ることができ、子石は親石を盤の隅に追い詰めれば勝ちとなる。牛追いにっさ。さすがり弁慶むさし。むさし。《 新年》「幼きと遊ぶ—かな/虚子

十六六指/十六武蔵の画像

十六むさし

読み方:ジュウロクムサシ(juurokumusashi)

遊戯の名。むさしと称する盤上に線を引き黒石一個白石十六個で行なう遊戯一種

季節 新年

分類 人事


十六むさし

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/14 09:50 UTC 版)

十六むさし(じゅうろくむさし)は、日本の伝統的なボードゲームである。漢字で「十六武蔵」「十六六指」[1]などとも書かれる。


  1. ^ 日本国語大辞典』や『大辞泉』は「十六六指・十六武蔵」でいずれも「十六六指」を先にあげる。『新明解国語辞典』は「十六六指」として「十六武蔵とも書く」と説明をつけている
  2. ^ a b 田中哲朗「十六むさしの強解決」『ゲームプログラミングワークショップ2020論文集』第2020巻、情報処理学会、2020年11月6日、 194-201頁、 NAID 170000184491
  3. ^ a b 『十六むさし』きごさい歳時記、2011年9月29日http://kigosai.sub.jp/archives/5912 
  4. ^ 八道行成(読み)ヤサスカリコトバンク
  5. ^ 八道行成『和漢三才図会. 上之巻』寺島良安 (尚順) 編、中近堂、明17-21
  6. ^ 山中利右衛門の事『近江商人』 平瀬光慶、近江尚商会、1911
  7. ^ 倭名類聚鈔』雑芸類「八道行成 内典云:拍毬、擲石、投壺、牽道、八道行成、一切戯笑悉不観作(「八道行成」読「夜佐須賀利」)。」
  8. ^ 『日本国語大辞典』には1540年の俳諧之連歌(飛梅千句)の例をあげ、また1548年の『運歩色葉集』に「六指 ムサシ」とあるのを引く。元和3年(1617年)板『下学集』では態芸門の末尾に「八道 ムサシ」とあるが、この語は『下学集』の古写本には見えない(山田忠雄監修・解説『元和三年板 下学集』新生社、1968年 解説 p.183)。
  9. ^ 増川宏一 『日本遊戯史:古代から現代までの遊びと社会』平凡社、2012年、100頁。ISBN 9784582468144 
  10. ^ 宮尾しげを昔の一枚摺物:十六むさしぼう」『浮世絵芸術』第5号、日本浮世絵協会、1964年、 29頁。
  11. ^ 『和漢三才図会』第17・嬉戯部・八道行成「按八道行成不知其始。十六士囲一力士於中、攻之。力士行八道、覘二子有間者、直行掖左右屠之。故要相聯不能坐喰。故頻逐之。被逐失行道、則力士斃。」
  12. ^ Culin, Stewart (1898) [1896]. Chess and Playing-Cards. Washington: Government Printing Office. pp. 874-875. https://archive.org/stream/chessplayingcard00culi#page/874/mode/2up 
  13. ^ 田中哲朗. “十六むさしの強解決”. 2021年7月1日閲覧。
  14. ^ 『物類称呼』 巻5https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2539349/110。"十六むさし。京江戸共に「十六むさし」と云。中国にて「むさし」と云。上野下野辺にて「十六さすがり」と云。陸奥にて「弁慶むさし」と云。信濃にて「さすがり」と云"。 
  15. ^ 伊勢貞丈 『安斎随筆』 巻30・八道行成https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/771904/24 


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