じゅうろく‐むさし〔ジフロク‐〕【十六六指/十六武▽蔵】
十六むさし
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十六むさし(じゅうろくむさし)は、日本の伝統的なボードゲームである。漢字で「十六武蔵」「十六六指」[1]などとも書かれる。
- ^ 『日本国語大辞典』や『大辞泉』は「十六六指・十六武蔵」でいずれも「十六六指」を先にあげる。『新明解国語辞典』は「十六六指」として「十六武蔵とも書く」と説明をつけている
- ^ a b 田中哲朗「十六むさしの強解決」『ゲームプログラミングワークショップ2020論文集』第2020巻、情報処理学会、2020年11月6日、 194-201頁、 NAID 170000184491。
- ^ a b 『十六むさし』きごさい歳時記、2011年9月29日 。
- ^ 八道行成(読み)ヤサスカリコトバンク
- ^ 八道行成『和漢三才図会. 上之巻』寺島良安 (尚順) 編、中近堂、明17-21
- ^ 山中利右衛門の事『近江商人』 平瀬光慶、近江尚商会、1911
- ^ 『倭名類聚鈔』雑芸類「八道行成 内典云:拍毬、擲石、投壺、牽道、八道行成、一切戯笑悉不観作(「八道行成」読「夜佐須賀利」)。」
- ^ 『日本国語大辞典』には1540年の俳諧之連歌(飛梅千句)の例をあげ、また1548年の『運歩色葉集』に「六指 ムサシ」とあるのを引く。元和3年(1617年)板『下学集』では態芸門の末尾に「八道 ムサシ」とあるが、この語は『下学集』の古写本には見えない(山田忠雄監修・解説『元和三年板 下学集』新生社、1968年 解説 p.183)。
- ^ 増川宏一 『日本遊戯史:古代から現代までの遊びと社会』平凡社、2012年、100頁。ISBN 9784582468144。
- ^ 宮尾しげを「昔の一枚摺物:十六むさしぼう」『浮世絵芸術』第5号、日本浮世絵協会、1964年、 29頁。
- ^ 『和漢三才図会』第17・嬉戯部・八道行成「按八道行成不知其始。十六士囲一力士於中、攻之。力士行八道、覘二子有間者、直行掖左右屠之。故要相聯不能坐喰。故頻逐之。被逐失行道、則力士斃。」
- ^ Culin, Stewart (1898) [1896]. Chess and Playing-Cards. Washington: Government Printing Office. pp. 874-875
- ^ 田中哲朗. “十六むさしの強解決”. 2021年7月1日閲覧。
- ^ 『物類称呼』 巻5 。"十六むさし。京江戸共に「十六むさし」と云。中国にて「むさし」と云。上野下野辺にて「十六さすがり」と云。陸奥にて「弁慶むさし」と云。信濃にて「さすがり」と云"。
- ^ 伊勢貞丈 『安斎随筆』 巻30・八道行成 。
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