動物の足跡
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/12 22:52 UTC 版)
動物の足跡は、いわゆるフィールドサインの代表的なものである。猟師は発見した足跡から、獲物の種類、大きさなどを見極め、行動を決める際の重要な手がかりとする。また生態学者はフィールドワークの最中に発見した足跡を、対象地域に生息する生物の種類や数、活動範囲などを見積もるための貴重な情報源として利用する。足跡からは、それをつけた動物の種類、大きさ、運動の方法(走ったか歩いたかなど)、移動方向、それがその場にいた時間等の情報が得られる。 足跡はまた、それをつけた動物を追跡する際のもっとも重要な手掛かりである。これは動物間であっても同じで、肉食動物は獲物の足跡を追いかける。草食動物は、これを避けるために、意図的に足跡を暗ます手段を講じる場合がある。 ねこや狐、狼などは、後ろ足を前足の足跡の位置に置くことで、安全な足場の確認、雪を踏む負担の軽減などを行っている。そのため、足跡は少なく、一直線上に連なった足跡を残しやすい。 ギャラリー 偶蹄目のレイヨウの足跡 奇蹄目ウマの足跡 クマの足跡 雪上のネコの足跡 雪上の鹿の足跡 雪上の犬の足跡 ゾウ ライオン ウサギ アライグマ リス トラ カメ トリ 砂漠に残ったヘビの痕跡
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