創業の辞とは? わかりやすく解説

創業の辞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 13:55 UTC 版)

中島飛行機」の記事における「創業の辞」の解説

中島軍務退き飛行機報国念じ飛行機研究所」を創設するにあたって、以下の内の手紙を関係者送っている。 惟に外敵対し皇国安定の途は富力傾注し得ざる新兵器基礎とする戦策発見一つあるのみ。戦艦一隻の費を以ってせば、優に三千飛行機製作し得べく、その力遥かに戦艦優れり。実に飛行機一カ月の日をもって完成するを得。故に民営以って行なう時は一カ年十二回の改革行ないうるも、官営にては僅か一回のみ。帝国飛行機工業官営をもって欧米先進民営対す今にして民営を企立し改めずんばついに国家運命如何にかせん。 — 鈴木五郎疾風日本陸軍最強戦闘機サンケイ出版 1975 P.46 .mw-parser-output .templatequote{overflow:hidden;margin:1em 0;padding:0 40px}.mw-parser-output .templatequote .templatequotecite{line-height:1.5em;text-align:left;padding-left:1.6em;margin-top:0}思うに日本の防衛お金掛からない新兵器基礎とした戦い方を見つけてゆくしかない戦艦一隻建造するには莫大な費用がかかるけれども、飛行機なら戦艦一隻費用三千機が作れる。(これに魚雷積めば)その力は戦艦よりも優れている飛行機1月完成する。だから民間なら1年12計画変更できる。しかし国営1年単位予算計画だから年1回だ。日本飛行機工業官営民間企業中心飛行機先進国欧米向い合っている。今、民営飛行機会社作り官営中心流れ変えなければ国家運命はどうなるのだろう。 —口語訳

※この「創業の辞」の解説は、「中島飛行機」の解説の一部です。
「創業の辞」を含む「中島飛行機」の記事については、「中島飛行機」の概要を参照ください。

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