創業から1970年代まで
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/22 23:00 UTC 版)
「シャトレーゼホールディングス」の記事における「創業から1970年代まで」の解説
1954年(昭和29年)、甲府市丸の内のオリオン通り(現在の「オリオンスクエア」)に今川焼き風のお菓子専門店甘太郎(あまたろう)を開店。実演販売により焼きたての商品を販売していたことから行列ができるほどに繁盛し、1959年(昭和34年)には有限会社甘太郎を設立し、山梨県や長野県に10店舗を出店するまでになる。しかし商品の性質上売れるのは冬場のみであったことから、「有限会社甘太郎」社長の兄である齊藤寛は1964年(昭和39年)に故郷である東山梨郡勝沼町(現在の甲州市)にて大和アイス株式会社(やまとアイス)を設立し、アイスクリームの製造・販売を開始する。当初は大手メーカーに押され儲けが出なかったが、アイスクリームと一緒に研究開発していたシュークリームと組み合わせたシューアイスを10円で販売。この「開発した商品を安く売る」という方針がその後の洋菓子ビジネスに反映されることになる。 その後甘太郎、大和アイス共に成長を続け、1967年(昭和42年)に両社を合併し、シャトレーゼ(フランス語で「城」を意味する「シャトー」と、「ブドウ」を意味する「レザン」を組み合わせた造語。以降「(旧)シャトレーゼ」)を設立。大和アイス側を存続会社とし、齊藤寛が社長に就任した。一方で大和アイス側に吸収される形となった甘太郎は創業地のオリオン通りから撤退したが、2010年(平成22年)に「シャトレーゼオリオン通り店」を出店し、2014年(平成26年)まで営業を続けていた。
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