割注
割注とは、Wordにおいて、任意の文字列を小さくし、一行の中に二段構えで表示させる機能のことである。文中に注釈を組み込む場合などに用いられる。
組み文字を設定するには、対象としたい文字列を選択し、[書式]メニューから[拡張書式]にある[割注]を選択すればよい。表示されたダイアログボックスでいくつかの設定を行えば、文字列を割注として表示できる。

なお、「株式会社」のように定型的な文字列を、同様に二段構えにするには、拡張書式の中でも組み文字と呼ばれる機能を用いることで表示させることができる。ただし組み文字は6字以内に限られる。
ワープロソフト: | ワープロソフト ワープロ専用機 割付 割注 要約機能 |
表計算ソフト: | ミッチェル・ケイパー ダニエル・ブルックリン |
分注
![]() | この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。(2011年11月) |

分注(分註[注釈 1]、ぶんちゅう)は、注釈の方法の1つ。縦書きに限って行われ、本文の途中に、本文の文字よりも小さな文字で2行に分けて挿入される。割注(割註、わりちゅう)ともいう。
漢文
漢文の章の中に、本文の文字よりも小さな文字で書かれた注釈である。分注は、本文の記述に対して、字義の注釈や字音を表すための反切などや異説を述べたりする必要がある場合に、本文の可読性を損なわずに注釈であることを明確にしながら注記を表すのに用いられる。
フォントサイズは本文の半分で、本文の1文字のマスに、4文字入る。
日本語
分注の模式図 | |||
---|---|---|---|
分 注 |
|||
︵ | |||
入 さ れ た 註 |
本 文 中 に 挿 | ||
︶ | |||
は |
現代日本語では、訳注(翻訳文の中で訳者が書いた注記)によく使われる。
上下は丸括弧「 ( ) 」で囲まれ、文になっている場合も最後の句点「。」は省かれる。フォントサイズは半分より大きく、行の左右にはみ出る[1]。
特徴
脚注・文末注などに比べ、注釈文が本文のどの部分に対するものであるかを示す機能には優れるが、本文の可読性は劣る。
注釈
出典
- ^ 日本エディタースクール 編『文字の組方ルールブック――タテ組編』2001年 日本エディタースクール出版部 p.16
関連項目
- >> 「割注」を含む用語の索引
- 割注のページへのリンク