副都心線対応改造に併せて更新した編成
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「営団7000系電車」の記事における「副都心線対応改造に併せて更新した編成」の解説
後述する副都心線対応工事と併せて2007年(平成19年)度以降にB修工事を施行した4次車以降(第27編成以降)では、更新内容が変化している。副都心線改造工事と更新を同時に行った編成は、8両編成化工事も施行されている。 車内では化粧板や袖仕切の交換などは従来の更新車に準拠しているが、床材は灰色のゴム材へ変更した。ゴム材自体が滑りにくい素材のため、出入口の滑り止め加工は施工していない。また、8両編成化により、2号車と7号車に車椅子スペースが設置された。客用ドアは8000系B修施工車と同じ大窓タイプ(単板ガラス)に交換した。なお、荷棚の変更は省略された。運転台などのワンマン運転設備は後述の記述も参照。 副都心線対応改造に合わせて更新された第30編成の車内 第30編成の新設された車いすスペース 大形窓に交換された客用ドア上部には車内表示器を新設 併せて行った制御装置のVVVFインバータ化は、第28・31・32編成では初期車の8両化により廃車となった中間車の制御装置・主電動機などを再用してVVVF化が施行された(主電動機出力160kW・1C2M4群制御・均一制御ブレーキ)。一方、第27・29・30・33・34編成では新規品の制御装置・主電動機を使用してVVVF化を行っている(PGセンサレスベクトル制御、純電気ブレーキ対応・主電動機出力165kW・1C4M2群制御・T車遅れ込め制御ブレーキ)。 このほかに、冷房装置を大容量の稼働率制御方式(ON/OFF制御方式)の58.0kW (50,000kcal/h) 品に載せ換え、車外スピーカー内蔵形に変更した。補助電源装置はDCコンバータと補助用電動発電機 (MG) を撤去し、IGBT素子による三菱電機製の240kVA出力静止形インバータ (SIV) に更新した。
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