前投薬とは? わかりやすく解説

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前投薬


麻酔前投薬

(前投薬 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/11 00:49 UTC 版)

麻酔前投薬(ますいぜんとうやく、premedication)とは全身麻酔の導入、維持を円滑にし、麻酔薬手術による副作用を軽減する目的で全身麻酔前に投与する薬物のことである。抗コリン作動薬抗不安薬鎮静薬鎮痛剤などが用いられる。


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前投薬

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 08:58 UTC 版)

全身麻酔」の記事における「前投薬」の解説

術前の不安を取り除いたり、術中有害な自律神経反射抑制したりする目的行われる投薬のことである。 古典的な方法鎮静薬抗コリン薬入室30前程度に投与する鎮静にはヒドロキシジンアタラックスP)などを用い鎮痛にはペンタゾシン(ソセゴンペンタジン)などを用いる。これらは筋肉注射されることが多い。場合によっては胃酸分泌抑制薬も前投与するまた、硫酸アトロピン筋肉注射避けたり使用されない傾向がある。 近年では疼痛合併症を伴う筋肉注射避けるため、内服ベンゾジアゼピン用いたり、アトロピンなどは手術室入室後に投与することが好まれる抗コリン薬入室後、静脈ルートか投与して術中の有害反射抑制する十分な効果得られるとされている。

※この「前投薬」の解説は、「全身麻酔」の解説の一部です。
「前投薬」を含む「全身麻酔」の記事については、「全身麻酔」の概要を参照ください。

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