初期の列車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/25 06:49 UTC 版)
1956年の時刻表会議で翌1957年の運行開始が決まったTEEは以下の12往復である。 列車名区間沿線国距離車両担当アルバレートArbalète パリ(東駅) - チューリッヒ フランス、スイス 615km フランス国鉄 エーデルヴァイスEdelweiss アムステルダム - チューリッヒ オランダ、ベルギー、ルクセンブルク、フランス、スイス 1004km オランダ国鉄・スイス国鉄 エトワール・デュ・ノールÉtoile du Nord パリ(北駅) - アムステルダム フランス、ベルギー、オランダ 542km オランダ国鉄・スイス国鉄 ヘルヴェティアHelvetia チューリッヒ - ハンブルク(アルトナ駅) スイス、西ドイツ 959km 西ドイツ国鉄 イル・ド・フランスIle de France パリ(北駅) - アムステルダム フランス、ベルギー、オランダ 542km フランス国鉄 モン・スニMont Cenis リヨン - ミラノ フランス、イタリア 498km フランス国鉄 パリ・ルールParis-Ruhr パリ(北駅) - ドルトムント フランス、ベルギー、西ドイツ 615km 西ドイツ国鉄 オワゾ・ブルーOiseau Bleu パリ(北駅) - ブリュッセル フランス、ベルギー 312km オランダ国鉄・スイス国鉄 ライン・マインRhein-Main フランクフルト・アム・マイン - アムステルダム 西ドイツ、オランダ 499km 西ドイツ国鉄 サフィールSaphir ドルトムント - オーステンデ 西ドイツ、ベルギー 470km 西ドイツ国鉄 リーグレLigure ミラノ - マルセイユ イタリア、フランス、モナコ 553km イタリア国鉄 メディオラヌムMediolanum ミラノ - ミュンヘン イタリア、オーストリア、西ドイツ 579km イタリア国鉄 ただし、イタリア国鉄の気動車は製造が遅れてダイヤ改正に間に合わないため、リーグレ、メディオラヌムの2本については冬ダイヤ改正(9月29日)時まで運行開始を遅らせることとされた。このため6月2日に運行を始めたのは10往復である。実際にはリーグレは8月12日、メディオラヌムは10月15日に運行を始めた。また西ドイツ国鉄のTEE用気動車も製造が遅れ、当初は前世代の気動車による代走となった。 これらの列車のダイヤは、エーデルヴァイス、エトワール・デュ・ノール、ヘルヴェティアを除いては、一方向が早朝に発車し、逆向きの列車は夕方に発車するというものであり、「日帰り」利用が可能なように設定されていた。 これらに加え、1957年10月3日にはTEEパルジファル(パリ - ドルトムント、フランス国鉄車)が、1958年6月1日にはTEEレマノ(ミラノ - ジュネーヴ、イタリア国鉄車)が新設された。
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