初期の制服
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/23 19:18 UTC 版)
「制服 (ナチス突撃隊)」の記事における「初期の制服」の解説
突撃隊の代名詞とも言える褐色のシャツ型制服は、1920年頃から徐々にナチ党内に登場していた。当時、ナチ党指導者アドルフ・ヒトラーは、イタリアファシスト党の準軍組織である黒シャツ隊に倣い、党の警護部隊を創設した。1920年代の警護部隊は通常、党の会合や集会で制服を着用しており、これらの中で最も一般的なものは第一次世界大戦時の軍服であった。また、ドイツ義勇軍の制服なども用いられた。当時の隊員の制服はハーケンクロイツの腕章を除いて、服装はバラバラであった。 1921年、ヒトラーは警護部隊を「スポーツ隊」として再編し、後の突撃隊を結成した。この頃も、隊員のハーケンクロイツの腕章を除いて、統一された制服や記章は存在しなかったが、突撃隊において最初の階級制度が生まれたのはこの時点とされ、以下の4等級に分けられた。 突撃隊高級指導者(Oberster SA-Führer) 突撃隊上級指導者(SA-Oberführer) 突撃隊指導者(SA-Führer) 突撃隊員(SA-Mann) 1923年、ミュンヘン一揆の失敗後、突撃隊は解散した。
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