切明温泉とは? わかりやすく解説

切明温泉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/02 04:22 UTC 版)

切明温泉
中津川河原の野湯
切明温泉
中部地方における位置
温泉情報
所在地 長野県下水内郡栄村
座標 北緯36度48分34秒 東経138度37分12秒 / 北緯36.809444度 東経138.62度 / 36.809444; 138.62座標: 北緯36度48分34秒 東経138度37分12秒 / 北緯36.809444度 東経138.62度 / 36.809444; 138.62
交通 新潟県津南町中心部から路線バス・予約制乗合タクシーの乗り継ぎ[1]
泉質 カルシウムナトリウム - 塩化物硫酸塩泉[1]
泉温(摂氏 54.7 °C
pH 7.7
液性の分類 弱アルカリ性
浸透圧の分類 低張性
宿泊施設数 3
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切明温泉

切明温泉(きりあけおんせん)は、長野県下水内郡栄村秋山郷南部にある温泉[1]である。

泉質

温泉街

切明温泉を流れる中津川の左岸には、河原に温泉が湧出しており(野湯)、河床を掘り天然の露天風呂を楽しむことができる。湧出温度が50℃を超えるため、川の水を引き込み適温に調節して入浴する[1]

宿泊施設は3軒[1]。「切明リバーサイドハウス」「秘境の宿 雪あかり(旧称・切明園)」「切明温泉 旅籠・雄川閣」が営業しており、それぞれ日帰り入浴も扱っている。

歴史

村史によると、切明温泉に関する現存最古の記録は江戸時代中期の享保7年(1722年)。湯治客のための普請が寛政4年(1792年)から始まった[1]

1700年頃、箕作村(現・栄村箕作地区)の名主、島田三左衛門がこの地に温泉を発見し、営業を開始したが、江戸時代後期に水害で流されてしまった。それから250年余り経った1972年昭和47年)に栄村村営の雄川閣が営業を再開した[3]

アクセス

新潟県津南町の中心部から秋山郷入口(見玉集落)までは南越後観光バス路線バスが、見玉バス停から切明集落までは予約型乗合タクシーが運行されており[1]、接続するダイヤが組まれている。詳細は「秋山郷#交通」を参照。

脚注

  1. ^ a b c d e f g h 【湯の心旅】切明温泉(長野県)河原から湯玉プクプク『日本経済新聞』朝刊2021年10月16日別刷りNIKKEIプラス1(9面)
  2. ^ 泉質は『自遊人』掲載の温泉成分分析書による(平成4年調査分、2011年1月19日閲覧)。
  3. ^ 雄川閣ホームページ

関連項目

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