分布と保護
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/21 00:13 UTC 版)
四国(愛媛県と高知県)と九州の深い山、林の中に生育する。熊本県では阿蘇の狼ヶ宇土、駒返峠、元谷峠で見つかっている。産出は稀である。 日本の環境省が発行する2019年版のレッドリストでは、ワタナベソウは絶滅危惧II類(VU)に分類されている。各県のリストでは、奈良県・徳島県・熊本県が絶滅危惧I類(CR+EN)、愛媛県・高知県が絶滅危惧II類(VU)、大分県が準絶滅危惧種(NT)に分類している。 絶滅危惧II類 (VU)(環境省レッドリスト)
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分布と保護
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/25 01:15 UTC 版)
海岸沿いの風衝地、岩場で清水の湧き出る特殊な環境下に生育する。奄美大島、沖縄本島、久米島に分布する固有種であるとされる。ただし沖縄本島(南部)は開発によって絶滅した。久米島でも絶滅したと考えられてきたが、再発見されている。『朝日百科 植物の世界』では奄美大島・久米島だけに分布が知られる、と記載している。学名のloochooensisは「琉球の」という意味である。 日本の環境省が発行する2019年版のレッドリストでは、マルバハタケムシロは絶滅危惧IB類(EN)に分類されている。2007年のレッドリスト選定時の調査では、奄美大島の名瀬東部・名瀬西部・古仁屋、久米島のはての浜で生育が確認されている。都道府県レベルでは、鹿児島県と沖縄県が絶滅危惧I類(CR+EN)に指定している。 絶滅危惧IB類 (EN)(環境省レッドリスト) 沖縄県の海洋博覧会記念公園管理財団(現・沖縄美ら島財団)都市緑化植物園は、屋上緑化資材として沖縄の在来種など25種が利用できるかどうかの実験を行い、その1種にマルバハタケムシロが選ばれたが、2003年9月の実験開始から2か月で枯死してしまい、屋上緑化資材には不向きと判定された。
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