出演資格
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 15:55 UTC 版)
「全日本合唱コンクール」の記事における「出演資格」の解説
現行の規定は、第73回から適用される。出演資格のある合唱団は、各都府県(北海道は地区)の合唱連盟に登録している合唱団である。合唱団の構成により以下の部門に分けられる。 中学校部門 高等学校部門 いずれも8人以上で、同一校に在籍する学生・生徒で構成される合唱団、もしくは複数校の合同で構成される合唱団。ひとつの学校から複数の合唱団が出場できる。 中高一貫校は、中学生・高校生合同で高等学校部門に出演できる。この場合、当該校の中学生は、規定上高校生として扱われる。さらに、第73回より高等学校部門に出演しない中学校相当学年の生徒だけで、高等学校部門に出演した合唱部とは別に加盟をし、中学校部門に出演することができる。 出演団員は同一種別(混声・男声・女声)に1回に限り出演できる。 中学校部門は混声合唱の部と同声合唱の部に、高等学校部門は32人以下のAグループと33人以上のBグループに分けられ、それぞれ別個に審査が行われる。 複数校による合同合唱団は、以下の要件をすべて満たす合唱団に限る。常時活動し、所属する都道府県合唱連盟理事長が認めること。「常時活動」とは、「おおむね月1回以上の活動をしている」と解釈されている。 校数は3校までとし、団体名に各学校の名称が入っていること(第72回より)。うち1校は人数の上限を定めないが、他の学校はそれぞれ8名未満とする(第73回より)。 大学・職場・一般部門 合唱連盟に登録している部門にかかわらず以下のいずれかを選択して出演する。同一合唱団はいずれか1回しか出場することはできない。なお、中学校部門・高等学校部門に登録している団体は、これらの部を選択することはできない。大学ユースの部出演人数が8人以上で、出演するメンバー全員が、当該年の4月1日現在28歳以下である合唱団。 「ジュニア部門」(主として小学生以下の児童が活動する合唱団)に登録している合唱団は、この部を選択することが望ましいとされる。 室内合唱の部出演人数が6人以上24人以下である合唱団。 混声合唱の部出演人数が8人以上である混声合唱団。 同声合唱の部出演人数が8人以上である男声合唱団もしくは女声合唱団。 指揮者・伴奏者・独唱者の出演資格は問わないので、コンクールのために外部からプロの指揮者等を招聘することも可能である。ただし、中学校部門・高等学校部門では、指揮者・伴奏者・独唱者は、当該校長が認めた者に限られる。また、指揮者・伴奏者・独唱者が合唱メンバーに入って歌う場合は、当該部門の出演資格を満たさなければならない。出演資格に違反したときは、出演停止もしくは入賞の取り消しがなされる。 小学校部門 以下の内容は、2018年8月24日時点の「全日本合唱コンクール全国大会小学校部門開催規定」に基づく。2019年度から2023年度までの5年間を試行期間としている。 出演人数は6人以上。同一校または3校以内の小学校に在籍する児童で編成される合唱団であること。 全日本合唱連盟に所属する各都道府県地区合唱連盟に加盟していることが必要であるが、2023年度までの試行期間については未加盟でも出場可能。 小中一貫校の場合、小学校相当学年の児童で編成する合唱団であれば出場可能。
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