冥王星
名称:冥王星
属する銀河:銀河系
衛星:カロン
到達・観測した探査機:現在、惑星探査機の到達・観測は行われていません。
大きさ:直径約2,274km(地球の約0.18倍)
太陽からの平均距離:59億1,510万km
公転周期:247.796年
自転周期:6.39日
質量:0.0022(地球=1)
平均密度:2.13g/立方cm
赤道重力:0.07(地球=1)
天王星と海王星の軌道が理論値と合わないことから、19世紀末より海王星の外側に太陽系第9番目の未知の惑星が存在すると考えられていました。1915年には 、アメリカの天文学者パーシバル・ローウェルが冥王星の存在を発表。その後、ローウェル天文台のトンボーによって1930年2月18日に発見されました。ギリシャ神話から「プルート」(冥界の王)と名付けられました。岩石質の惑星で、おそらく氷と凍結したメタンでおおわれているだろうと考えられています。1978年に衛星のカロンが発見され、その運動などから冥王星の質量と直径は明らかになりましたが、大きさは地球の月の約3分の2と小さく、約40天文単位という遠方に位置しているため、まだわからないことが多い未知の惑星です。
2006年8月末にチェコのプラハで開催された国際天文学連合総会で、天文学者は惑星を科学的に明確に定義しました。
(1)太陽の周りを回っていること。
(2)十分重く、重力が強いため丸いこと。
(3)その軌道周辺で圧倒的に大きく、他の同じような大きさの天体が存在しないもの。
1992年、冥王星と同じような天体が似たような場所に次々と発見され、その数は1,000個を超えています。また、2005年には冥王星より大きな直径を持つ天体2003UB313が発見されていることなどから、冥王星は(3)の条件に当てはまらず、惑星の仲間ではないと決議されました。(1)と(2)の条件を満たし、また衛星ではない天体を「準惑星」と呼んでいます。冥王星、2003UB313、それに現在までに発見された小惑星で最大のセレスも、この分類に含まれています。
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