六年計画
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 15:37 UTC 版)
「清真学園高等学校・中学校」の記事における「六年計画」の解説
中高一貫教育の利点を生かして中学校・高等学校の所定カリキュラムを概ね5年で終わらせ、それによって生まれた余裕時間を、志望する進路や各科目の習熟度に応じて柔軟に利用できるようにしている。具体的には2016年現在、6年間を前期・中期・後期の3つに分け、成長段階に応じた教育を実践している。 前期 - 中学1年・2年。少人数での学級運営をすることにより、1人ひとりに綿密な指導を行う。基礎学力を高めるため、英語・国語・数学に充てる時間を増やし、基準以下の成績の場合は補習や復習テストを行う。同時に、部活動等の教科外活動も重視し、基礎体力と精神力の鍛練、情操の陶冶をはかる。 中期 - 中学3年・高校1年。将来について考える授業を設け、キャリアガイダンス、進路学習、大学講師によるセミナー、職業体験などを通して論文を書き、将来進路についてはっきりとした目標をもつようにする。授業では演習や習熟度別講座を多く取り入れ、生徒数に比して豊富な教員により、個々の生徒の個性に応じたきめ細かな指導を行う。加えて部活動・課外活動にも力を注いでいく。 後期 - 高校2年・3年。進路志望の達成を期し、文系と理系の分離が始まる。課外補習・土曜講習・SEA(清真エキストラアカデミー)・夏季講習・冬季講習等を利用し、演習科目等を充実させ、それを通じて弱点を発見し、補強を行っていく。学業以外では全生徒の模範として各活動の統率決定に携わり、規矩となる社会的責任のある行動を取るよう尽力する。後半では大幅な選択授業制が導入され、徹底した指導と自己管理の元、各々が自分の進路に向かって邁進・驀進し、生徒全員が第一志望大学への現役合格を目指す。 なお、高校での入学試験に合格して新しく高校から入学する生徒は、中学から進級した内部生とは区別され、最初の1年間は1つのクラスとしてまとまって、主要教科では別授業を受ける。これは、通常の公立中学校と学習スピードが違うことにより生まれた内部生との格差を埋めるための措置である。ただし、芸術や体育実技などは進度にこれといった差がないので、内部生と合同で行う。
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