六字名号とは? わかりやすく解説

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六字名号

読み方:ロクジノミョウゴウ(rokujinomyougou)

仏の名を唱えること。

別名 称名(しょうみょう)


六字名号

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/15 07:51 UTC 版)

木食白道」の記事における「六字名号」の解説

墨書2010年時点11幅が確認されており、山梨県のほか長野県新潟県東京都など分布している。年記がないため正確な年代不詳であるが、白道廻国滞在時期から新潟県明和9年1772年)頃、東京都寛政元年1789年)から寛政6年1794年)頃、長野県寛政12年1800年)頃、山梨県享和4年1804年)頃と推定されている。 山梨県では生地である甲州市塩山晩年居住した大月市多く分布するほか、富士吉田市でも発見されている。白道墨書白道背面墨書同じく笹の葉連ねた形状の「笹字」を特徴とし、『親鸞聖人笹字縁起』に記される親鸞信濃善光寺参籠し、戸隠山訪れた際に熊笹の歯で六字名号を並べて六字名号を作った故事由来していると考えられている。 落款は7種が確認されている。落款使用傾向寛政年間には大日如来を示す梵字(アーンク)と「佛法僧菱型」を多用しており、享和年間にはそれらの代わりに佛法僧巾着型」を用いていることが指摘されるまた、白道仏の作風同様に六字名号の落款使用も同じ地域異なっている例があることから、白道が同じ地域複数訪れていたとも考えられている。 新潟県佐渡市両津大川詳細不明東京都あきる野市二宮寸法は縦54.0センチメートル、横17.5センチメートル落款は「アーンク(大日如来)」が3、「壽」が1、「佛法僧菱型」が8、「木食」が1、「木食之印」が1。 東京都あきる野市五日市寸法は縦56.0センチメートル、横17.5センチメートル落款は「アーンク(大日如来)」が3、「壽」が1、「佛法僧菱型」が8、「木食」が1、「木食之印」が1。 東京都八王子市恩方町川原宿寸法は縦41.5センチメートル、横16.5センチメートル落款は「木食之印」が1、「甲斐木食白道」が1。 長野県上伊那郡宮田村北割寸法不明落款は「アーンク(大日如来)」が3、「壽」が1、「佛法僧菱型」が8、「木食」が1、「木食之印」が1。 長野県駒ヶ根市赤穂上穂町詳細不明 長野県駒ヶ根市下平詳細不明 山梨県大月市七保町浅川寸法は縦117.0センチメートル、横44.2センチメートル落款は「壽」が1、「木食」が1、「木食之印」1が1、「仏法僧巾着型」が9。 山梨大月市七保町下和田寸法はって56.0センチメートル、横21.5センチメートル落款は「壽」が1「木食」が1、「木食之印」が1、「仏法僧巾着型」が3。 山梨県甲州市塩山上萩原寸法は縦86.2センチメートル、横30.1センチメートル落款は、「壽」が1、「佛法僧菱型」が1、「木食之印」が1、、「仏法僧巾着型」が3。 山梨県富士吉田市小明見個人所蔵紙本墨書寸法は縦41.7センチメートル、横15.9センチメートル三ヶ所に「壽」が1「木食」が1「木食之印」が1、「佛法僧巾着型」が1と四種類の落款がある。2010年報告され、「佛法僧菱型」が見られないなど落款使用状況から、白道大月拠点活動していた享和3年頃と推定されている。初め富士吉田市確認されたことから、白道富士信仰に関する資料として注目されている

※この「六字名号」の解説は、「木食白道」の解説の一部です。
「六字名号」を含む「木食白道」の記事については、「木食白道」の概要を参照ください。

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