公民館・文化会館時代(1958-2009)
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「熊野市立図書館」の記事における「公民館・文化会館時代(1958-2009)」の解説
1958年(昭和33年)、木本公会堂の一角に「熊野市中央公民館図書部」として開設された。同年12月27日には三重県立図書館熊野分館が併設された。この時の蔵書は、県立図書館からの委託図書と市民からの寄贈書を合わせて1,304冊にすぎなかった。1964年(昭和39年)3月に県立図書館熊野分館は閉館し、熊野市中央公民館図書部の単独に戻った。 1972年(昭和47年)1月に熊野市民文化会館が新築開館し、その一室を図書館に充て、熊野市立図書館に改称した。図書館には専任職員が1名配置され、熊野市文化協会と協力して市民に図書の寄贈を呼びかけると同時に、紀南小・中学校図書館教育研究会の助力を得て蔵書の整理を行い、図書館としての体裁を整えた。翌1973年(昭和48年)から貸出業務を開始した。同年、三重県図書館協会に加盟している。1980年(昭和55年)時点の蔵書数は10,766冊に増え、利用者は学生を中心に年間約6,000人の利用があった。蔵書は寄贈書に負う部分も多く、「霞城俳句文庫」などと命名して他の図書とは別の棚に配架していた。 2009年(平成21年)8月4日に新館への移転準備のため図書の貸し出しを停止し、8月5日から8月15日までは図書の返却業務や新聞などの閲覧に絞って図書館サービスの提供を続け、8月16日に一旦閉館となった。
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