公取指導・世相による変化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/07 05:34 UTC 版)
「悪魔VS天使シール」の記事における「公取指導・世相による変化」の解説
1988年8月 公正取引委員会による勧告を受け、同年11月 ロッテはチョコ版の17弾・アイス版の5弾途中・スナック版の5弾以降、ヘッドに使われるシール素材の単価を下げ枚数を大幅に増やして全て同じアソート率に変更した。その結果、ヘッドの希少性が薄れ、多くのファンが離反し、悪魔VS天使シール全体の価値が暴落した。同年6月にプリズム要素を持つカードダスの登場により、子供たちのコレクションはシールだけではなくなり、シール文化はカード文化へ転換期を迎える。 アソート率(概算)・素材の変化公取委チョコ版アイス版スナック版ヘッド天使お守り悪魔指導前1〜16弾 1〜5弾途中 1〜4弾 2〜5% プリ・ホロ 19% アルミ 19% フィルム 40% 紙 指導後17弾以降 5弾途中以降 5弾以降 25% アルミ 25% 25% 25% アイス版の1〜5弾・スナック版の1~4弾はチョコ版のオリジナルと同じシールだったが、1998年11月の変更によりアイス版の5弾途中・スナック版の5弾以降は新装版となりチョコ版と区別できるようになった。そのため、5弾のサタンマリアだけアイス版 (一部) とスナック版のシールが異なる。アソート率を均等にするために新装版のヘッドは5〜12弾で大量に描き下ろされ、素材はプリズム・ホログラムからアルミに変更された。12弾以降はチョコ版と同じイラストに戻りプリズム素材が復活した。シルク印刷からオフセット印刷に変わったことで多色刷りが可能となり、12弾以降のヘッドはチョコ版よりも色が増えてカラーバリエーションを楽しめるようになった。しかし、インクの厚みが薄いため下地が透けて見えるようになり、あわせてシールの厚みも薄くなったことで質感は低下した。新装版のすくみは同じイラストのままシール素材や台紙カラーが変更された。
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