公卿石
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/28 09:12 UTC 版)
大山地区の本宮にある立蔵神社境内には、公卿石と呼ばれる大石があった。この石はかつて与四兵衛山(吉部山)の麓にあった巨石の一部を立蔵社へ奉納したものである。 公卿石の表面には、符号とみられる碁盤状の線刻が複数認められ、別名「碁盤石」とも呼ばれる。 この巨石は安山岩で、与四兵衛山中にみられる巨石の一つである。現在石は下が土中に埋まるが、大きさは長軸1.86m短軸1.45mで、南端が6箇所の電動ドリル跡で割り取られており、原形はさらに長かったことがわかる。 一説では、芦峅寺から見る与四兵衛山の山容は、神の山とみてもよい端厳さで、与四兵衛山周辺にある巨石も信仰の対象となり、神の形代あるいは依代として尊ばれ、その霊力を高めるために呪符的なゲーム盤文様を線刻したといわれる。
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