全国各地での主催試合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 02:46 UTC 版)
「広島東洋カープ」の記事における「全国各地での主催試合」の解説
カープは、かつては積極的に地方遠征を行っていた時期があり、日本ハムの北海道移転や楽天の球団創設以前は東日本と北陸を中心に、北は北海道から南は鹿児島まで、全国各地で主催試合を行った。 球団創設当時の1950年代は主に広島県のその他の球場のほか、岡山県や山口県・島根県といった中国地方での地方開催が多かったが、特に1980年代から1990年代にかけては北海道と東北6県全てで主催試合を行うなど、広範囲で地方開催を行ったこともあった。それ以降も2000年代にかけて東北地方のほか、長野や、どちらかと言えば中日のテリトリーである金沢・富山・福井の北陸3県でも主催試合を行った。このため、当時の主力選手であった金本知憲は現役時代、のち移籍した阪神タイガース時代も含めて史上2位タイとなる33球場で本塁打を放ったというエピソードもある。 だが、2000年代半ば以降は地方での主催試合は大きく減少し、本拠地が現在のMAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島に移転した2009年以降は、中部・北陸で若干行われた以外は三次や呉といった広島県下の球場での開催にほぼ限られるようになった。特に黒田博樹が広島に復帰して以降は本拠地のチケットが入手困難化したこともあり、地方開催は年に1 - 2試合に留められ、それも三次、呉、尾道の広島県下のいずれか球場に限られるようになった。2020年は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で開幕が6月に延期され試合数も短縮された影響で地方開催は行わず、主催試合は全60試合ともMAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島で開催された。2021年以降も同様に地方開催は行っていない。 なお、二軍に関しては、2021年に弘前市運動公園野球場にて二軍交流戦(対東京ヤクルト)2試合を開催予定であったなど僅かに地方開催を続けているが、この2021年の弘前市での試合は新型コロナウイルス感染症拡大への懸念から全て中止となった。
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