先古典期のチャパ・デ・コルソとは? わかりやすく解説

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先古典期のチャパ・デ・コルソ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/07/31 19:32 UTC 版)

チャパ・デ・コルソ」の記事における「先古典期のチャパ・デ・コルソ」の解説

チャパ・デ・コルソみられる巨大な土のマウンド中庭先古典期中期チャパIII期紀元前700年ないし同600年頃から築かれ始めた建造物7-Eの粘土の床に掘り込んだこの時期独特の墓から出土した土器はよく磨かれた赤、黒、褐色がかった白色単色土器でろうのようなにぶい光沢をもつ。建造物7-Eは粘土をつき堅めた高さ6mの建物でのちに基壇13号覆われるうになる。この時期からチャパ・デ・コルソ首長制国家形成されはじめた考えられる先古典期後期チャパIV期紀元前400年前後)には化粧漆喰建造物現れる土器器形多様化し円筒形印章出現する埋葬74号からは、この時期から出現する化粧漆喰施した土器共伴して貝製の羽毛ヘビ刻まれ耳飾り出土している。チャパIV期年代マウンド1号炭化物放射性炭素年代から564±B.C.から424±60B.C.頃と考えられるチャパV期(紀元前200年前後)になると土器には胴部中央部ないし口縁部に鍔を持つ鉢や皿が特徴赤と黒彩色され磨かれている。トウモロコシの穂のように尖って内部空洞四脚土器もまれに出土する赤地クリーム色の二彩土器もみられ内面にも外面にもさまざまな曲線文様施された器面がよく磨かれた鉢が典型的なのである香炉につかわれたと考えられる内側突起をもち黒く塗色された鉢がわずかながら出土する。この器はチャパV期の間に発展し普遍的なものとなる。チャパV期の土器カンペチェ州マヤ低地みられるチカネル期の土器と非常によく似ており直接的な関係がうかがわれる。またグアテマラ高地からの強烈な影響のもとに永続的洗練された地域スタイルとして形成されたと考えられるチャパV期の年代マウンド1号チャパV期の廃棄された層の上倒れた建物炭化したサンプルから得られ放射性炭素年代から210±30B.C.前後考えられる

※この「先古典期のチャパ・デ・コルソ」の解説は、「チャパ・デ・コルソ」の解説の一部です。
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