俚奏楽
俚奏楽(りそうがく)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/26 02:58 UTC 版)
俚奏楽とは、三味線音楽の源流をたずね、近世歌謡に影響を与えた三味線の役割を実践的に発展させ、現代的解釈と創造を加えた独自のジャンルです。 「伝承」という三味線音楽のひとつの枠から離れて、三味線歌謡成立期に民衆が持っていたであろうエネルギーやバイタリティを取り戻し、活力溢れる瑞々しい音楽を求めていきます。 そのためには、民族歌謡を過去の遺産としてとらえるだけではなく、現代に、また未来に生きる日本人の「こころ」の表出にまで高め、日本人の素朴な心暖まる抒情を一つのモティーフとし、自然に密着したリズム感と様式にこだわらない自由な音楽を創造することが必要であると考えます。 音楽の持つあらゆる表現と技法を駆使し、三味線音楽を中心とした日本音楽の奥底に流れる普遍的な日本人の心をとらえて、民族音楽としての日本歌謡の新たな創造を目指す———それが「俚奏楽」なのです。
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