侵入の経緯
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/28 22:50 UTC 版)
アジア圏における最初の報告は香港動植物園で、1884年のことで、1919年には野生化したとみられる。中国本土からの報告は1910年で、現在では南中国一帯に広がっている。台湾には1970年代に土壌保護の目的で導入された。インドには1918年に最初に導入され、後に第二次大戦時に地面の被服と偽装のために持ち込まれた。そこから1960年代にはネパールまで広がった。インドネシアでは1949年にボゴール植物園に持ち込まれ、その後ゴムプランテーションの被覆作物として利用されたのが始まりであった。太平洋域への伝搬の最初はフィジーで1907年、それより拡大してサモアには1924年、バヌアツとニウエには1943年に到達した。パプアニューギニアから報告されたのは1951年、グアムで1963年、トンガからは1979年、ソロモン諸島から1988年、クック島から1991年、北マリアナ諸島には2000年かそれ以前に入った。ミクロネシアからの報告は2000年、キリバツからは2012年に報告された。オーストラリアでは1998年に北クイーンズランドで小さなパッチ状の生育地が発見されたのが始まりで、生育地を広げつつある。 日本では1984年に天願川河口の付近で発見されたのが最初で、それより沖縄本島中部一帯に広がった。
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