侵入と拡散
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/11 16:39 UTC 版)
日本では1952年(昭和27年)に静岡県清水港でアメリカやカナダからの輸入大豆に種子が混入しているのが確認されたのが最初とされている。千曲川流域では1970年(昭和45年)に侵入が確認された。セイタカアワダチソウの様に土木作業機械や工事車両に付着、工事の残土、埋め戻し用土砂と共に拡散をした。旧千葉県農業試験場や四国農業試験場では、ウリ科野菜苗の台木としての利用が研究されたことがある。 豆腐豆の流通経路に沿って分布を広げ、近年では各地の河川敷などで群生して広い草ヤブを作っている。青森県以南の日本各地で広がりつつある。鋭い棘が有るため果実そのままを食べる鳥はいないが、地面にこぼれ落ちた種子は野鳥(種類は特定されていない)が食べ、その糞に混じり周辺部や山間部にも拡散している。河川敷では特に増水に伴い上流から下流に拡散している。
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