作品誕生のいきさつとは? わかりやすく解説

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作品誕生のいきさつ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/31 05:39 UTC 版)

ゲームセンターあらし」の記事における「作品誕生のいきさつ」の解説

最初にすがやみつるが『あらし』を描いたのは、1978年の『コロコロコミック9号 で、TVゲームの『ブロックくずし』を題材にした漫画編集部企画した時、アマチュア無線マイコンをやっていたすがやに白羽の矢が立つ担当編集者から「先生オリジナル漫画は、どれも主人公いい子大人しい。この作品『仮面ライダー』(すがやが作画担当したこともある)みたいに描いてほしい。最後主人公空中回転してほしい」と言った。すがやは「テレビゲーム座って遊ぶもの」と思い抵抗があったが、「テレビゲームなど所詮一時的ブームで、単発読み切りなのでムチャでもいいか」と考え『ライダー』新作牛次郎ビッグ錠コンビによる『包丁人味平』『釘師サブやん』などの職人対決漫画意識して読みきり一本目は描かれた。締め切りまで10日もなかったが編集者が「取材行こう」と、百円硬貨1万円分(100枚)を懐にアシスタントと共に新宿歌舞伎町繰り出しテレビゲームをやりまくったとのこと一本目を発表後コロコロ』に連載したのは、すがやか企画出したモータースポーツ漫画F・1キッド』で、主人公いい子であったため人気今一だった。 翌年1979年春に『ウルトラマン』シリーズ特集した増刊出た際、『ウルトラマン』以外の漫画を2本載せることになり、このうちの1本を『あらし』にしたいとのことで、当時ブームだった『スペースインベーダー』メインにして読み切り2本目描かれた。すると人気投票全体の8割の票を集めトップとなり、急遽コロコロコミック』に当時連載していた『F・1キッド』を終了させ、本誌で『あらし』を連載することになったてんとう虫コミックスには、この読み切り2本目第1話として収録されている。これは、読み切り1本目2本目ではキャラクター設定などが微妙に異なっている点があり、連載読み切り2本目設定基本にして作られたのと、すがや本人読み切り1本目原稿紛失してしまったためである。 連載後もすがやは「これは『ライダー』だ」と言い聞かせて描いたが、アクションシーンにも違和感がなくなるどころか大胆非現実な話をうまく描くことができた。この『あらし』の好調ぶりで、すがやは「やっと漫画家として自らを認めた」と語っている。

※この「作品誕生のいきさつ」の解説は、「ゲームセンターあらし」の解説の一部です。
「作品誕生のいきさつ」を含む「ゲームセンターあらし」の記事については、「ゲームセンターあらし」の概要を参照ください。

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