住民投票の市議会否決
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/15 00:08 UTC 版)
「こまきこども未来館」の記事における「住民投票の市議会否決」の解説
2018年10月1日「(仮称)小牧市こども未来館」の計画について賛否を問う住民投票実施を求め、市民3人が市に申請。同年11月9日1万5人分の署名を提出。市選挙管理委員会の審査の結果、住民投票を市長に直接請求するために必要な有権者50分の1(2411人)の署名数の約4倍の9241人分が有効と認められ、同年12月7日申請した市民が山下市長に対し住民投票条例の制定を直接請求。これに対し山下市長は同年12月11日開会中の定例市議会で「(こども未来館は)適正な手続きを経て進めている」「事実誤認に基づいた請求で条例は制定すべきでない」などと条例制定に反対する意見書を付けて議会に議案を提出。一方、請求者の市民は「こども未来館は市民の声を聞かずに進められ、財政上の問題や予算額の情報漏えいの疑惑がある」「アミューズメント施設の色彩が強く、本来の児童施設の趣旨に反する」などと意見陳述を行った。 条例案は同年12月21日市議会本会議で採決が行われ、賛成9人・反対14人の反対多数で否決された。議会終了後の記者会見で条例制定を求めている市民団体のメンバーはこの採決に対し「約1万人の署名に込められた市民の声を踏みにじるものだ」と述べている。また、市に申請を行った市民3人は条例否決に関し「自分たちのまちの大事なことは自分たちで決めるという市民の声、市民の願い、民主主義を否定したもの」「市民の声が欠落している」と強い調子で非難している。
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