伝説の旗揚げ戦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/08 06:11 UTC 版)
「プロレスリングZERO-ONE」の記事における「伝説の旗揚げ戦」の解説
2001年3月2日、両国国技館で開催したZERO‐ONEの旗揚げ戦では「破壊なくして創造はなし、悪しき古きが滅せねば誕生もなし、時代を開く勇者たれ」との理念を掲げた。メインイベントはそれまでの日本のプロレス界の常識を超える凄まじいものとなった。橋本はこの日、新日本プロレスの永田裕志とタッグを組み、プロレスリング・ノアの三沢&秋山組と対決した。この初顔合わせは、ファンの注目からは「闘魂VS王道」と呼ばれ、ゲスト解説を務めた武藤ら他団体の選手達の注目までも集めた。試合は19分10秒、三沢がジャーマンスープレックスからの片エビ固めで橋本からフォールを奪うが、ゴングが鳴った後も橋本は秋山を攻め続けたため、ZERO-ONE勢とノア勢の乱闘に発展した。だが、そこに観戦に訪れていた小川がマイクを持ってリングインし、橋本に対して「橋本、コラッ!だらしねぇ試合してんじゃねぇ、コノヤロー!」と絶叫した。さらに小川は三沢に対しても「三沢、受けてもらおうじゃねぇか、勝負を!」と怒鳴ったため、三沢が激怒して小川に殴りかかった。すると橋本がマイクを持って三沢、小川、秋山、藤田和之の4人の名前を言いながら叫んだ後、橋本の陣営に付いていた藤田もリングでマイクを持ち、「誰が一番強いかここで決めればいいんじゃねぇか、オイ!」と絶叫し、複雑な対立構図が完成してプロレスファンを大いに驚かせた。そして三沢がマイクで「オマエらのな、思う通りにはしねぇよ、絶対!」とリングを降りると、橋本が三沢に「三沢、三沢、思い通りにしてやるから憶えておけ!」とまとめた。結局、ZERO-ONEとプロレスリング・ノア、小川、藤田との対立構図はこの一夜のみの出来事であったがその後、ノアの所属選手が新日本に参戦するなどこの試合を契機にプロレス団体間の垣根は急速に低くなり、プロレス界の交流がますます活発になった。
※この「伝説の旗揚げ戦」の解説は、「プロレスリングZERO-ONE」の解説の一部です。
「伝説の旗揚げ戦」を含む「プロレスリングZERO-ONE」の記事については、「プロレスリングZERO-ONE」の概要を参照ください。
- 伝説の旗揚げ戦のページへのリンク