会社倒産後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/31 19:52 UTC 版)
磐梯急行電鉄の倒産後、薬師寺らは新たに磐梯電鉄不動産という不動産会社を設立して、1972年(昭和47年)に和歌山県の御坊臨港鉄道を買収し、紀州鉄道に改称して自らはその不動産部門となっている。その紀州鉄道も1979年(昭和54年)にリゾートホテル等を展開する鶴屋グループと経営陣が交代しており、その後の薬師寺らの消息は定かではない。 会社倒産後の鉄道の線路や敷地などの土地は労働組合の管理下に置かれ、従業員の退職金はこれらの土地を猪苗代町や福島県に売却して得た金で支払われた。元従業員の話によるとその退職金は雀の涙ほどの金額であったという。 なお、「磐梯急行電鉄 株式会社」は法人としては倒産した(及び前記の紆余曲折を経た)ため連続性が窺えないながらも、同名の法人が2008年(平成20年)時点において休眠会社として存在していた模様であり、また、2015年(平成27年)10月には同名の法人が国税庁から法人番号の指定を受けている。 沼尻地域周辺のスキー場などは、旧従業員らが設立した沼尻観光(磐梯急行電鉄が日本硫黄時代に合併した同名子会社とは異なる)が引き継いで、2017年現在は株式会社オーディエンスサービス(マックアースの子会社)と名を変え現在も営業を継続している。
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