伏黒 一希(ふくろ かずき)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/08 01:01 UTC 版)
「リクドウ」の記事における「伏黒 一希(ふくろ かずき)」の解説
菫ジム所属のプロボクサー。プロでの戦績は8試合で6勝2敗(全て判定勝ち)。リクの逃した東日本新人王トーナメントを制し、ライト級15位にランクされる。職業は警察官で、三原の妹・ナズナの同僚でもある。普段は眼鏡を掛けており、ボクシングを心から愛する謙虚で実直な青年。公務員という身の上であるが、特例でボクサーとしての活動を認めてもらっている模様。オーソドックスな右構えから上体の柔軟性を生かして相手のパンチをかわす、守りのボクシングが持ち味。強いパンチを持ちながらも、無理にKOを狙わない確実性に徹したスタイルだが、それは自分の意思ではなくトレーナーを務める先輩ボクサー・柳の指示によるものである。柳と因縁のある馬場の働きかけで、椿と三原のダブルタイトルマッチの前座としてリクと対戦する運びとなる。序盤から持ち前の確実性を発揮して戦況を有利に運び、決定打を出せないリクとのポイント差を徐々に広げていったが、判定勝ちの見えてきた終盤の5Rで、所沢の“声”を受けて一気に打って出てきたリクに「隠れていた闘志」を引き出され打ち合いとなり、最終6Rの終了間際にダウンを奪われ逆転TKO負けを喫する。当初は、自分のように競技としてのボクシングを楽しめていないリクのことを哀れんでいたが、打ち合いの中で彼のボクシングに対する崇高な精神を感じ取り、試合後は心から負けを認め落涙した。
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