企業との関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/26 10:17 UTC 版)
「全日本学生フォーミュラ大会」の記事における「企業との関係」の解説
学生フォーミュラ活動にかかる資金や物資、技術の確保に際し、独自に対外交渉を行い様々な企業から各種支援をとりつけるチームが多く、協力企業や支援内容はチームによって様々である。 本田技研工業、ヤマハ発動機、スズキ、川崎重工業などによる各チームへのエンジン提供(貸与、安価売却も含む)や、トヨタ自動車の若手技術スタッフが製作したデモカーの大会会場における展示および合同試走会でのデモ走行、本田技研工業主催の各種勉強会、全国各地の大小サーキットによるテスト走行スペースの提供など、企業による支援は資金・物資提供に留まらず多岐にわたる。 また、大会会場は各企業からリクルートの場としても注目を集めており、毎年大会開催期間中は企業関係者が多数視察に訪れる。これは海外大会も同様であり、例えばシルバーストン・サーキットで行われるイギリス大会にはウィリアムズF1やフェラーリ等のF1チームからチーム首脳クラスのスタッフが視察に来ることもしばしばあるなど、リクルートの場としての注目度は日本大会のそれよりもむしろ高いといえる。イギリス大会参加チームの学生の中には、実際にF1チームに引き抜かれた者もいるという。 また、大会の審査員や計測、マーシャル、大会役員などを関係企業の人間が担当することも多く、それ以外に学生時代に大会に参加した経歴を持つ者がボランティアとして各運営パートの補佐に当たる例もある。 加えて、時には大会会場や合同試走会、各種勉強会にF1等各種レース関係者が訪れることもあり、技術審査員や指導者、役員として積極的に大会に関わる例もしばしばあるなど、日本大会についてもモータースポーツ界との繋がりが少なからず見受けられる。
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