仮設道路の設置と新々原田橋の建設
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/23 15:22 UTC 版)
「原田橋」の記事における「仮設道路の設置と新々原田橋の建設」の解説
2015年(平成27年)2月13日に、崩落した橋の500 m下流の河川内に仮設道路が設営され、普通車による交通は復旧したものの、大型車・二輪車・歩行者などは通行不可のままであった。しかし、その仮設道路も天竜川の増水により盛土が流出するなどにより、しばしば通行止めを余儀なくされたため、沈下橋を設置することとし6月30日に供用を開始した。 新橋の再建はそのまま再開する案から200 m下流、500 m下流に造り直す案で検討しており、建設に4年から7年の工期が見込まれていた。 2015年(平成27年)7月に、浜松市は200 m下流に建設する案を採用し、2016年(平成28年)10月に着工。2019年度内の供用開始予定とした。仮設道路についても、2016年度内に改良が施され、オートバイや大型車が通行可能になっている。 2019年(令和元年)11月28日に周辺住民を対象に建設中の新々原田橋の見学会が行われた。新々原田橋の構造は31ある桁ブロックを高力ボルトで連結させたもので、季節による気温差が大きいため橋梁の伸縮を吸収する装置が設けられている。 2019年(令和元年)12月24日に新々原田橋は2020年(令和2年)2月29日16時に供用開始予定と発表され、予定通りに開通した。この時点では東側の接続道路の工事が続くため、一部片側交互通行での供用開始となったが、同年3月24日に2車線での全面開通を迎えた。橋長284 m、幅員8 mで、総工費は約57億円。
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