代物

デジタル大辞泉

しろ‐もの【代物】

読み方：しろもの

１ 売買する品物。商品。

２ 人や物を、価値を認めたり、あるいは卑しめたり皮肉ったりするなど、評価をまじえていう語。「めったにない—」「とんだ—をつかまされた」「あれで懲りないなんて、大した—だ」

３ 《売り物になる意から》遊女。また、年ごろの美しい娘。

「ときに、ここにゃあ—はなしかの」〈滑・膝栗毛・二〉

４ 売り買いしたときの代金。転じて、金銭。だいもつ。

「なに—のことか。面目ないが、懐中にはびた一銭おりない」〈黄・見徳一炊夢〉

だい‐ぶつ【代物】

読み方：だいぶつ

代わりの品物。代品。

だい‐もつ【代物】

読み方：だいもつ

１ かわりの品物。

２ 品物の代金。代価。転じて、金銭。

「道具の—はいただきましたが」〈滑・膝栗毛・七〉

歴史民俗用語辞典

代物

読み方：シロモノ（ｓｈｉｒｏｍｏｎｏ）

貨物、商品。

別名 代呂物

隠語大辞典

代物

読み方：しろもの

1. ①贓品のこと。又は窃取した衣類を着用すること。②男子の陰部、又は情夫（婦）をいう。③女房詞で塩豆腐のことをいう。

分類 女房詞{03}

代物

読み方：しろもの

1. 窃取品ノコトヲ云フ。〔第一類　言語及ヒ動作之部・福井県〕
2. 贓品を云ふ。又は窃取した衣類等を着用する事を云ふ。

分類 福井県

代物

読み方：しろもの

1. 売買する商品、又は貨物のことをいふ。

代物

読み方：しろもの

1. 代物。陰部の俗称。
2. 男子の陰部。又は情婦情夫を云ふ。
3. 陰部。
4. 男女の生殖器をいう。

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「代物」の例文・使い方・用例・文例

• 時代物の家具
• 私の靴は２度とはけないような代物だ。
• その中古の冷蔵庫はひどい代物だった。
• 写真展[時代物の自動車の展示会].
• 奇妙な代物のごたまぜ.
• 時代物を模造した家具.
• この本はのりとはさみででっちあげた代物にすぎない.
• その女性候補は主婦の代表で, 選挙事務所は応急の代物だった.
• とんだ代物をつかまされた.
• この町の下水設備は自慢できる代物ではない.
• これはそんじょそこらにある代物とは違うんだ.
• あれは得体の知れぬ代物だ
• 彼はとんだ代物を背負い込んで弱っている
• 時代物
• （美術などの）古代物
• 相手は名代の代物だ
• 相手が名代の代物だからどんな無理を言われても泣き寝入りにするよりほかは無い
• 日本の「時代物」は史劇である
• ひどい代物だ