他への影響
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/17 01:15 UTC 版)
「全米警察24時 コップス」の記事における「他への影響」の解説
警察密着ドキュメント番組としては長く放送されて広く親しまれていることから、その演出や情景は様々な作品にも影響を与えており、警察系のネタをコップスのパロディにするのは今では古典的な手法になっている。 SFドラマ「Xファイル」では、「X-コップス」(第151話)が製作された。これはコップスのパロディである。あらすじは、ロサンジェルス郡保安局のパトカーに同乗していたコップスのカメラマンが保安官助手と共に不可思議な事件に遭遇し、途中から捜査に加わったモルダーとスカリーを追いかけるようになると言うもの。 コメディ番組「マッドTV!」では、コップスを模したクレイアニメが放映された。 上記の番組はいずれも、コップスを製作しているのと同じフォックス放送製作によるもの。 マイケル・ムーア監督は自作品『ボウリング・フォー・コロンバイン』において、企業犯罪を摘発する「企業コップス」というネタを行った。ネタの導入部ではバッドボーイズが流れ、企業経営者を引きずりまわすマイケル・ムーア捜査官の姿が映し出される(但し内容自体は、違法行為を行った企業に突撃取材をするといういつもの彼の手法)。また当番組が視聴者に与える心理的影響やその編集意図(番組で取り扱われる事件の犯人は黒人が多いことなど)についてもコメントした。 コメディ映画「ブルー・ストリーク」では、主人公の窃盗犯が刑事に成りすまして警察署に侵入するにあたり、COPSを見て警察官の言動を勉強する場面があった。 スターウォーズファン有志によって作られた、「Troops」(''Troops'')という作品もある。これは「スター・ウォーズ・シリーズ」のストームトルーパーに密着するドキュメント番組という内容で、導入から終わりまでコップス風に作られている。 スイッチを押すことで音声や動作をするアメリカのパトカーのおもちゃには、ボタンを押すことでバッドボーイズ風の音楽が鳴るものがある。飽くまで雰囲気が似せてあるだけで、メロディなどは全く異なる。これは一時期だが、日本のトイザらスでも販売されていた。 このようにコップスはアメリカを代表する警察密着ドキュメント番組であり、またバッドボーイズはある意味「警察のテーマ曲」としてアメリカでは広く人々に認知されている。
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