他の研究者によるその後の研究
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/09/23 15:42 UTC 版)
「赤方偏移の量子化」の記事における「他の研究者によるその後の研究」の解説
1980年代終わりから1990年代初頭にかけて、赤方偏移の量子化についていくつかの研究が行われた。 1989年、Martin R. Croasdale により、異なる銀河標本について周期 72 km/s (Δz = 6996240000000000000♠2.4×10−4) の赤方偏移の量子化が報告された。 1990年、Bruce Guthrie と William Napier により、明るい渦巻銀河に限定し、他の種類を排除したやや大きいデータセットを対象として、同じ大きさの「周期性かもしれないもの」の発見が報告された。 1992年、Guthrie と Napier は、89の銀河を標本として周期を Δz = 6996124000000000000♠1.24×10−4 に増やすことを提案した。 1992年、 G. Paal, et al. および A. Holba, et al. はかなり大きな銀河標本からの赤方偏移データを再解析し、赤方偏移に説明されない周期があると結論づけた。 1994年、A. Holba, et al. はクエーサーの赤方偏移も再解析し、やはり説明されない周期があると結論づけた。 1997年、W. Μ. Napier と B. N. G. Guthrie は次の同じ結論に至った。「これまで250を超える銀河の高精度 HI プロファイルの赤方偏移を研究し、一貫性をもって選択された十分な精度をもつ部分標本を対象としたこれまでの検査によると、銀河中心参照系における赤方偏移分布には強い量子化が見られる。 ... この結果に付随する形式的信頼水準は極めて高い。」 これらの研究の全ては1990年代終わりに起こった赤方偏移カタログ化に関する莫大な進歩の前に行われたものである。この時期以降、天文学者が赤方偏移を計測した銀河の数は数桁オーダーで増えている。
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