井口武夫とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 井口武夫の意味・解説 

井口武夫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/04 10:16 UTC 版)

井口 武夫(いぐち たけお、1930年昭和5年〉6月24日[1] - 2024年令和6年〉10月31日)は、日本外交官尚美学園大学名誉教授。専攻は外交史、国際海洋法[2]。位階勲等は従三位勲二等[3][4]。父は元外交官の井口貞夫

来歴・人物

中国上海に生まれる。1953年(昭和28年)、東京大学法学部卒業後、外務省に入省した。オックスフォード大学より修士号を取得している。以後外交官として、国際連合参事官を務めたほか、下記の大使を歴任した。

1993年(平成5年)に退官。退官後は東海大学教授、尚美学園大学教授を務め、尚美学園大学名誉教授となる。

2000年(平成12年)秋の叙勲で、勲二等瑞宝章を受章した[4]

著作『開戦神話 対米通告を遅らせたのは誰か』で、宣戦通告遅延問題について、ワシントンD.C.在アメリカ合衆国日本国大使館に落ち度はなく、通告の遅れは全て本省と軍部が責任を負うべきものであったとの主張を行なっている。

2024年令和6年)10月31日、死去した[3]。94歳没。死没日付をもって従三位に叙された[3]

栄典

同期

著書

脚注

  1. ^ 『人事興信録 第25版 上』人事興信所、1969年、い10頁。
  2. ^ 開戦神話 対米通告を遅らせたのは誰か - HMV BOOKS(著者紹介欄を参照)
  3. ^ a b c d 『官報』第1363号7頁 令和6年12月9日
  4. ^ a b c 「秋の叙勲受章者 勲三等以上と海外関係者」『朝日新聞』2000年11月3日、朝刊、31面。
  5. ^ 『官報』号外第226号 平成12年11月6日

参考文献

  • 『日本紳士録』第69版 交詢社、1986年、[要ページ番号]



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  井口武夫のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「井口武夫」の関連用語

井口武夫のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



井口武夫のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの井口武夫 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS