二才踊り(ニーセイウドゥイ)
二才踊り
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 17:00 UTC 版)
二才踊りは、二才(元服した青年)の栄えや、五穀豊穣を寿ぐ内容が主。古典舞踊の中で二才踊りが特異なのは、冊封使の前ではなく、1609年の薩摩藩の侵入後、在藩奉行の前、あるいは江戸上りで披露されたという。衣装は黒色の袷に白黒の脚絆に白足袋を履き、髪は成人男性のカタカシラにカンサシ、ウシザシの2本の簪で留める侍風のいでたち。踊りの手にも、空手や棒術など武道の手が取り入れられ、力強い踊りとなっている。演目は、「上り口説(ぬぶいくどぅち)」「下り口説(くだいくどぅち)」「前の浜(めーのはま)」「麾(ぜい)」「湊くり節(んなとぅくいぶし)」「揚作田(あぎつぃくてん)」「江佐節(えさぶし)」のほか、組踊から派生した「高平良萬歳(たかでーらまんざい)」「波平大主道行口説(ふぁんじゃうふぬしみちゆきくどぅち)」「久志の按司道行口説(くしぬわかあじみちゆきくどぅち)」がある。
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