二拠点活動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 01:26 UTC 版)
1986年3月、兵庫県西宮市に新たな拠点を構える。以後、西独デュッセルドルフと日本を往復しながら制作活動を続ける。1995年の阪神淡路大震災後、西宮市から箕面市に拠点を移す。 1988年第43回ヴェネツィア・ビエンナーレにおいて、日本館に『倒置−垂直の場 Inversion-Vertical space』を展示する。 1990年代に入っても旺盛な制作活動を続ける。1997年、日本の美術館では初となる個展「知覚を超えてあるもの」を西宮市大谷記念美術館で開く。 2003年に写真作品を主とした個展「身体と眼差しへの思考 '70sの写真・映像から新作まで」を北九州市立美術館で開く。2006年「時間の庭へ・植松奎二展」を西宮市大谷記念美術館で開く。21世紀に入っても、ほぼ年に2回のペースで個展を開催している。 2014年ロンドンのアートフェア「フリーズマスターズ Frieze Masters」のSpotlight部門に選ばれ、1970年代の写真および立体作品を出展。同様に、2016年ロンドンでグループ展「Performing for the Camera」に出展。同年ロンドンで個展「Invisible Force」を開く。 2021年、国内では15年ぶりとなる美術館での個展「みえないものへ、触れる方法−直観」で新作を発表する。 『倒置−垂直の場』 デュッセルドルフのスタジオ、1991年 箕面のスタジオ、2006年 スタジオの机の上の鉄隕石。『摩擦のあいだ−宇宙からの贈りもの』の石とブロンズ球体の間に使われた。 『摩擦のあいだ−宇宙からの贈りもの』2021年 『見えない力−軸・経度・緯度』2021年
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